いつもブログを読んでくださってありがとうございます。
本日は、
『おなかが痛くて学校を2ヶ月間休んでます!』
というクライアントのお話です。
サッカー好きの13歳の男の子、J君。
毎朝、激しい腹痛で学校に行きたくても行けないということです。
よく、子供が遠足がある日の朝に腹痛がする話しは良く聞きますよね。
意識的には、分からなくても潜在的に行きたくない理由があると
本当に腹痛を感じ、病院に行っても異常はありません。
ただ、この場合は一過性なので放置しても治ります。
しかし、J君の場合は、激しい痛みが2ヶ月間続いて、
朝から下痢を繰り返すという深刻な状況でした。
毎日、涙が出るほど痛いということです。
小児科や胃腸科でエックス線、CTスキャン、異常なし。薬も効果ありません。
痛くない時間は全くなく、朝と夜、特に日曜の夜はさらに悪化するとのことでした。
お母さんが見ていてとても可愛そうで、当院へ連れてこられました。
過敏性腸症候群(IBS)の領域。
とても大人しいJ君。
カウンセリングで情報収集したいのですが、話すのが苦手で「はい」「いいえ」「別に」くらいしか話しません。
J君本人も頭にあることを上手く話せないことにストレスを感じているようでした。
ですから、8割はお母さまからの情報で分析します。
といっても、お母さんにもほとんど自分の事を語ることがないようで、
J君の家での様子や独り言の情報で分析しました。
まず、性格的な分析がないと、
アプローチを間違って悪化させることもあります。
お母様にもJ君への対応のアドバイスをしました。
やはり、生体反応検査である特定の人に対して「対人恐怖」のキーワードが見えてきたので、
PCRTで脳の緊張を取り、「考えグセ」をMBコーチングで修正します。
多くを語らないJ君、さすがにMBコーチングも時間を要しましたが、
お母様からの状況報告のメールもチカラとなり、
数回の施術で腹痛も治まり、
大好きなサッカーも復活できるようにまでなりました。
J君はクールに喜んでましたが、お母様の方がとても嬉しそうでした。
よかった、よかった。
自律神経・メンタルの専門院
メンタルボディケア吉祥寺
院長中尾